大分のパワースポットについて

おんせん県大分は、湯布院や別府温泉など有数の温泉地として有名ですが、豊かな自然や寺社など九州でも指折りのパワースポットが数々あります。

その中でも特に人気があるスポットや穴場をご紹介いたします。

宇佐神宮は、古くから各地の人々に親しまれてきた「八幡さま」が祀られた神社です。全国に約11万あるといわれている神社のうち、4万社あまりが八幡宮で、その総本社が宇佐神宮なのです。女子旅の目的地になることも多いパワースポットとして知られています。

手水舎から本殿に向かう石畳にある「夫婦石」、触りながら一周するとご利益があるといわれている樹齢800年のご神木、誰にも見られずに参拝できれば一生に一度願いが成就するといわれている「願掛け地蔵」といった名所が有名です。

その他にも敷地内には歴史的建造物が豊富にあり、見所満載のスポットといえます。

稲積水中鍾乳洞は、3億年前に形成された場所が30万年ほど前の阿蘇火山大噴火によって水没し現在の形になりました。洞内には水中鍾乳石や珊瑚石の他、ベルホール、ヘリクタイトなどが数多く見られるため、世界的にも珍しい水中鍾乳洞であるといわれています。

大分県豊後大野市三重町大字中津留にあり、豊肥本線三重町駅からは車で20分程度です。神秘的なパワースポットとして多くの観光客が訪れています。営業時間は9時から17時で、年中無休。夏場は延長営業されますので、利用前に確認しておきましょう。

入場料は、大人が1,200円・大学生1,000円・高校生と中学生は800円・4歳から小学生は600円です。団体でのご利用でしたら、若干金額が変わりますので事前にお問い合わせください。

大分県天ケ瀬温泉にある山荘天水の露天風呂「滝観庵」から望む「桜滝」は、「慈恩の滝」と「観音の滝」 とともに「天瀬の三瀑」といわれている名瀑です。

流れ落ちる滝水が飛び散る様がまるで桜のように見えるため、その名前がついたともいわれています。1803年に書かれた地誌「豊後国志」の中でも、「砕け散ること花の如く、流下することすだれの如し。」と賞賛されています。歴史ある名瀑「桜滝」から発するマイナスイオンを感じながら、疲れた心と体を癒し、エネルギーを補充することができます。

また、山荘天水には幻想的で美しい自然の苔が庭一面に生えています。苔は日本人にとって、「わびさび」など「禅的」な心を感じさせてくれる、日本を表現する代表的な植物です。美しい自然の中、奥深い苔を眺めながら過ごすことで、ゆっくり自分と見つめ合う「苔時間」を味わってみてはいかがでしょうか。

山荘天水に面する合楽川は、5月下旬から6月半ばまで数百匹の蛍の乱舞も鑑賞できます。蛍や苔が生息できる綺麗な水と美しい自然を有する山荘天水の自然環境は、穴場のパワースポットといえるかもしれません。